今回は、ホームシアターに欠かせない「プロジェクタースクリーン」の代用品を紹介します。工夫次第で、色々なものが代用品になることが分かります。また、代わりになるもの以外に、自作する方法も少しご紹介しますので、最後まで目を通してみてください。
プロジェクタースクリーンの代わりになるもの
ロールカーテン/ロールスクリーンでプロジェクタースクリーンを代用
プロジェクタースクリーンの代用品として人気が高いものは、「ロールカーテン」や「ロールスクリーン」と呼ばれているものです。
中でも「ニトリ 遮光ロールスクリーン」が価格も安く、遮光性も高い(一級遮光)のでスクリーンの代用品として好まれています。
使用ポイントとしては、裏のツルツル面を表にして投影すると、きれいに映すことが出来るとのこと。
広い壁がない場合、窓に設置すれば「遮光+カーテン+スクリーン」の一石”三鳥”になりますね。
ニトリ以外のメーカーからも、色々なタイプのロールスクリーンが売られています。例えば、カーテンレールに手軽に取り付けられるものや、窓枠に突っ張れるタイプもあり、設置も簡単。
使用しない時は、巻いてコンパクトに収納できる点も嬉しいですね。
ストッパーの棒が重りとなって、気になる揺れやシワをかなり軽減してくれます。
ホワイトボードでプロジェクタースクリーンを代用
布のようにゆがみが出ないのが嬉しい「ホワイトボード」。
反射と遮光性に優れているので、プロジェクタースクリーンの代用には最適です。
会社や学校などでも備えられているため、仕事や勉強の場でプロジェクターを使用する際に活用できそうです。
キャスターが付いているホワイトボードですと、屋外での投影で移動しやすいでしょう。
大画面に対応するホワイトボードを個人で用意するのは、費用面・保管場所で逆に大変ですから、個人向けというよりは、
公共の場やイベント会場での投影に向いています。
ロール紙でプロジェクタースクリーンを代用
「ロール紙」は、光沢面が光を反射してきれいに投影することが出来るのでオススメです。
ロール紙とは印刷に使われる紙で、小さなものはレシート、大きなものだと街で見かけるポスターなどを想像していただけると分かると思います。
片面に光沢があるのが特徴の巻紙の事ですが、サイズや厚みも豊富で、幅の広いものも売られています。
屋外向けに耐水性に優れた素材もあり、専門店のホームページをのぞくと、その種類の多さに驚くかもしれません。
購入先は、家電量販店やネットの製図紙専門店・ロール紙専門店などで購入することが出来ます。
模造紙でプロジェクタースクリーンを代用
よく、学校の自由研究などで使われる「模造紙」。
サイズは、788×1091mmで四六版と呼ばれていて、通常はこのサイズが標準です。
模造紙は大きな白い紙で、厚みのあるものは透け感も少ないので、プロジェクタースクリーンの代わりになります。
ただ、紙なのでヨレやシワは否めませんが、設置を工夫すれば多少軽減するかもしれません。
例えば、上端をWクリップや洗濯ばさみなどで挟んで、ツッパリ棒のようなポールに吊り下げるだけだと、揺れやシワが目立ちます。
しかし、壁にぺったり張り付けてしまえれば、まず揺れは起きませんね。
その際、空気を抜くように中心から外側に向かって貼り付ければ、かなりシワも無くすことが出来るでしょう。
ただ、この方法は場所や環境が限られてしまいますが、状況が許す場合は吊るすよりこちらの方法をオススメします。
模造紙は、サイズ以外に色もたくさん種類がありますが、やはり投影に向くのは真っ白なものがきれいに映るのでよいです。
テーブルクロスでプロジェクタースクリーンを代用
様々な素材や色・柄がある「テーブルクロス」。
プロジェクタースクリーンの代わりにする場合、綿素材で色は白の無地、なるべく厚みのある生地が良いでしょう。
柄や刺繍があると投影した際、柄や凹凸が浮き上がって見えてしまいます。
また、厚みがある生地の方が光を通しにくいです。
テーブルクロスは、素材もビニールなどは安価で汚れなどが落ちやすいので、手入れのしやすさは布より優れていますが、
投影を目的にするなら、やはり反射のしにくい布タイプがオススメです。
投影の際、折り目跡があると画がゆがむので、アイロンがけをした方がきれいに映ります。
ホームセンターなどで既製品を購入する際は、画面比率(アスペクト比)に注意して購入しましょう。
ご自宅の設置できる場所のサイズと投影距離などから、画面比率を測ってから買いに行くと失敗しませんね。
テーブルクロスは、軽く安価な点が、費用面・労力面が最小減にできるのもいい点ですね。
後ほどご紹介しますが、テーブルクロスを使って、100均のアイテムで自作もできますので、高価な専用スクリーンを購入する前に試してみるのも一つの方法です。
シーツ(フラットタイプ)でプロジェクタースクリーンを代用
「シーツ」をプロジェクタースクリーンの代わりに選ぶなら、白の無地で柄なしがベストです。
自宅に既にある場合が多いので、気軽に試せるのも嬉しいですね。
シーツに折り目やシワがあると、画がゆがんで見にくいのでアイロンがけは必須。あるいは、一回洗濯して糊付けをすると、ピンと張りのあるシーツになります。
素材は、薄いと遮光性が低いので、投影がはっきり映らないかもしれません。できれば厚手の生地がよいですが、無い場合は部屋を暗くすれば鮮明さが増します。あるいは、何枚か重ねることで遮光性が高まるでしょう。
確実に遮光性を高めたいときは、シーツの後ろに「ブラックシート」を重ねてみるのもオススメです。
ブラックシートとは、工事現場などでよく見かける、ブルーの厚みがあるビニールシートの黒色タイプのことです。
一般家庭では、車庫に止めた車にかぶせているのを見たことがあるかも知れません。
シーツを使う時は、50インチくらいが、きれいに投影できる画像比率(アスペクト比)と言われています。
50インチは家庭用プロジェクターとしてよく使われる比率です。
もちろん、シーツの大きさをダブルサイズやキングサイズなどにすれば、100インチ以上の大画面を作り出すことは可能です。
画面の大きさは、設置環境やプロジェクターの性能で判断すると良いでしょう。
カーテンでプロジェクタースクリーンを代用
大きな面積の布と言えば「カーテン」でしょう。
投影面が白色で、一級遮光のものが一番きれいに投影できますが、設置場所が壁を背に吊るせる場合、その限りではありません。
大勢が見る上映会や野外イベントなど、200インチなど大きな画面で見せる必要があるときは特に、面積が広くて持ち運びが容易なカーテンは最適です。
デメリットは、ギャザーが入っているので、完全に平らにすることは難しい点でしょうか。
やはり、イベントなど一時的な上映会の代用に適しているといえます。
ベッドパットでプロジェクタースクリーンを代用
マットレスや敷布団とシーツの間に敷く「ベッドパッド」。
中綿が入ったキルティング加工で厚手なので、遮光性が高く、シーツより投影の鮮明さが増します。
シーツの様にシワがないので、扱いが容易な点もいいですね。
自宅にあるなら、積極的にプロジェクタースクリーンの代用に取り入れてみると良いでしょう。
なお、凹凸が気になるようでしたら、シーツと重ねて使用するとより鮮明に見えるので、きれいに投影したいなら組み合わせてみることをオススメします。
白い壁&光沢壁紙シールでプロジェクタースクリーンを代用
自宅の壁が白だった場合、そのまま投影することが出来ます。
一番、お金も設置などの手間もかからない方法ですね。
ただ、凹凸がある壁紙も多いので、気になるようでしたら貼ってはがせる「光沢壁紙シール」という便利な壁紙シールも売られているので、ひと手間かけてみるとより鮮明な映像が楽しめるでしょう。
プロジェクター用壁紙でプロジェクタースクリーンを代用
前出の光沢シールに似ていますが、
こちらはプロジェクタースクリーンとして開発・販売されている「壁紙タイプのプロジェクタースクリーン」です。
画像を映すための素材で出来ており、解像度は他の代用品より優れているのは言うまでもありません。
安価なものから高価なものまで価格は幅広くなっています。
仕様も、裏に糊付きのものと糊なしのものがあって、環境によって選べて便利。
シールタイプは貼ってはがせるので、はがし直しができる手軽さが人気です。
また、裏面に方眼紙のような線が入っているので、好きな大きさにカットが可能。
壁に貼れるスペースがあり、より高画質での視聴を希望するなら、プロジェクター用の壁紙がオススメです。
アクリル板(プラスチック板)でプロジェクタースクリーンを代用
「アクリル板」は、壁に貼って使用すると、光沢があってきれいに投影できます。
プロジェクタースクリーンの代わりとして優れている部分が多いです。
例えば、意外にも熱に強く、70~80度の高温に耐えられるものも売られています。
長時間の投影で、熱による変形や火災が気になるようでしたら、耐熱タイプのアクリル板を検討されると安心です。
色も、透明なものだけでなく様々なカラーバリエーションがあります。
しかし、スクリーンの代用には、乳白色か白色がオススメです。
逆に黒色はスクリーンの後ろから投影する場合に向いています。
投影方法で選択肢は変わるかもしれませんね。
購入先はホームセンタがオススメです。理由は、様々なサイズ展開があり、好きな大きさにカットできたり、四隅に穴を開けたりなど、購入と同時に様々な加工が行えるサービス(有料)があるからです。
白い布でプロジェクタースクリーンを代用
シンプルに「白い布」はいかがでしょうか?
ユザワヤなどの手芸店では、生地を必要な長さにカットしてもらうことが出来ます。
また、素材・厚み等、専門店には様々な種類の生地があるので、こだわって選ぶことが出来るのが利点です。
スクリーンの代用で選ぶのであれば、白い無地で、厚みのあるものをオススメします。
布は軽く、小さくたためて持ち運べるので、野外の投影にも便利です。
もし、折りジワが気になる場合は、ハンディタイプのスチームアイロンなどでさっとシワ取りが出来るので、
野外の場合に必要であれば持っていくと良いでしょう。
あるいは、シワになりにくい素材、例えばジャージ素材の様なものを選べば、アイロンの手間は省けますね。
予算や手間でより良い最適な素材を見つけてみましょう。
防炎シートでプロジェクタースクリーンを代用
熱や火に強い「防炎シート」。
よく工事現場などで、建物の周囲に白やグレーなどのシートが張られているのを、見たことがあるかと思います。
あの大きなシートもまた、プロジェクターのスクリーンの代用に適しています。
スクリーンの代用として使う場合は、やはり白が最適でしょう。
その名の通り、熱に強い素材なので、長時間の投影で熱が気になる場合でも、安心して使用することが出来ます。
四隅に、ハトメパンチという金具の淵の穴が付いているものですと、そこにフックを掛け、カーテンレールなどに吊るせば設置も簡単ですね。
通信販売やホームセンターで購入することができます。
写真撮影用の背景紙でプロジェクタースクリーンを代用
街の写真スタジオで、七五三や成人式の写真を撮った経験はありませんか?
撮影の際、自分が立つ背景に使われているのが、「撮影用の背景紙」です。
これもプロジェクタースクリーンの代わりになります。
色も白や黒、緑や地紋が入ったものがありますが、スクリーンにするなら、やはり黒か白が無難でしょう。
写真撮影用の背景紙は厚手で、シワになりにくい素材でできています。
つなぎ目の無いシームレスペーパーなので、影などができにくいです。
数千円で購入できて、大変リーズナブル。
専用スタンドやツッパリポールなどを使って、設定します。
Amazonで7500円くらいで買ったプロジェクター。そんなに期待してなかったけど予想以上にしっかり見れて満足です。
— VaistarStudio (@VaistarStudio) December 20, 2017
スクリーンは予算的に微妙だったので、撮影用の背景紙を代用しました。
年末はこれで、映画やアニメをいろいろみたいなー。
ちなみに今は荒川アンダーザブリッジにハマってます。 pic.twitter.com/VFwEqD1Eoo
襖(ふすま)や障子でプロジェクタースクリーンを代用
古民家や日本家屋にお住まいなら、押し入れの「襖(ふすま)」をプロジェクターのスクリーンにする方法もあります。
襖の柄は様々ですが、ホームセンターなどで無地の白いタイプも売られていますので、張り替えることでスクリーンのような襖に変えることができます。
また、障子戸も活用可能。
たいてい、白い和紙で貼られているので、木枠が影にならないように裏の平らな側をスクリーンに見立てて使えば、凹凸もなくきれいに投影できるでしょう。
障子への投影は、和紙独特の温かみのある映像を楽しめそうですね。
発泡スチロール板でプロジェクタースクリーンを代用
ホームセンターで購入できる「発泡スチロール板」。
板状の発砲スチロールは、とても衝撃に弱いので扱う時は割れないように、力加減に注意が必要です。
特徴は、他の代用品と比べ、随一の軽さです。その軽さを活かして天井に張る人もいるそうです。
天井に張って、プラネタリウムを投影するのも素敵ですね。
天井プロジェクター、100インチの付属スクリーンだと透過してボンヤリするし天井そのままだと天板の模様が気になるのでコメリで発泡スチロールの板(308円)買ってきて両面で天井に貼ったらいい感じです。ちょっと曲がったけど直そうとするとおそらく割れて308円追加料金発生です。 pic.twitter.com/mpfZN7gh85
— すぎまん★the human being (@sugisugisugiman) January 17, 2021
折りたたみ式のプロジェクタースクリーンで代用
これは代用というよりは、本格的なプロジェクタースクリーンを購入する前に、安価だけども本格的なものに近い投影を試せる商品です。
プロジェクタースクリーン用に製造販売している「折り畳式プロジェクタースクリーン」です。
Amazonや楽天で「折り畳み式」や「壁掛け式」で検索すると出てきます。
レビューでは、「生地が薄い」や「シワにならないので持ち運びに便利」など、賛否両論なところはありますが、安価なので失敗しても諦めがつきそう?
プロジェクタースクリーンの自作方法
100円ショップのアイテムでプロジェクターのスクリーンを自作する方法
100円ショップのアイテムで、プロジェクタースクリーンの代用を自作する方法です。
より安価にプロジェクタースクリーンの代用を希望するなら、100円ショップを利用しない手はありません。
以下を参考に、自作に挑戦してみてください。
〈必要な材料・道具〉
- テーブルクロス(白の無地が望ましいです)
- 黒のビニール袋(遮光性を高めるために使用します)
- ツッパリ棒(突っ張る場所のサイズをあらかじめ測ってから買いに行きましょう)
- S字フック(ツッパリ棒の太さに合ったものを購入します)
- 穴あけパンチ(ハトメパンチなら、なお良いです)
〈手順〉
プロジェクタースクリーンを設置したい場所に、ツッパリ棒を取り付けます。
落ちないように、しっかり突っ張ってください。
スクリーンの上部になる側の左右の角に、パンチで穴を開けます。
角だけだとたるみが生じる場合は、中央などにも穴を開けましょう。
ハトメパンチがあれば、穴が補強されて破れにくくなるので、なお良いです。
開けた穴にS字フックを通します。
左右均等に、なるべくたるみやシワが無くなるようにかけます。
ツッパリ棒にかけてみて、もし、遮光性が不十分だと感じたら、テーブルクロスの裏面に黒のビニール袋を貼って補強すると良いでしょう。
シーツで「90インチ」スクリーンをDIYする方法
この方法は、DIYで枠からスクリーンを自作する方法です。
ホームセンターで木材の穴あけなどの加工をしてもらうことが可能なので、自宅に道具がない、手間を省きたい、そういった方は一部を専門店に任せるのもありです。(有料)
この機会にDIYにチャレンジしてみたい方にも、ご参考になると思います。
〈必要な材料〉
- 木材16mm×45mm×1820mm 4本
- シーツ(白無地、フラットタイプ、シングルサイズ=1500mm×2500mm)
- 鬼目(おにめ)ナット 4個
- ジョイントボルト 4本
- 画びょう 適量
〈使用する道具〉
- メジャー
- のこぎり
- 六角レンチ
- 電動ドライバー
- ドリル刃 7mm、9mm
〈手順〉
スクリーンの左右の枠にあたる部分を作ります。
1820mmの木材に、メジャーで1120mmに印をつけ、ノコギリでカットします。
これを2本作ります。
残りの1820mmの木材の両端に、電動ドリル7mm刃で穴を開けます。
2本なので、計4ヵ所です。
位置は、幅が16mmの面に開けるので、端から図って23mm、幅9mmのところです。
木材の幅45mmを貫通させ、ボルトの通りをよくするために、上下からドリルを刺してしっかり擦ります。
カットした1120㎜の木材、両端2ヵ所に、鬼目ナットを埋める穴を開けます。
両端、45mm×16mmの面に、電動ドリル9mm刃で両端切り口側2ヵ所に、垂直に穴を開けます。
鬼目ナットが埋まるくらい深く開けます。
開けた穴に六角レンチで鬼目ナットを回し入れます。
その際、鬼目ナットが木材より出ないようにしましょう。
これを2本とも両端2ヵ所、計4ヵ所行います。
加工した木材を、ジョイントボルトで留めていきます。
ボルトは、ある程度まで手で入れたら、六角レンチで最後まで締めます。
左右上下を組み立てたら、木枠の完成です。
完成した木枠に、スクリーンになるシーツをかぶせ、上下左右が均等になるようにします。
まず、木枠をくるむようにかぶせ、位置が決まったら上側中央に画びょうを留めます。
次に、上下反対にし、最初に留めた画びょうの真反対にあたる、中央部分に画びょうを留めますが、
この時シーツにたるみがなくなるように引っ張りながら留めます。
上下中央が留まったところで、左右にシワを逃がすようにして、どんどん画びょうで留めていきます。
上下を留めれば、左右の枠にシーツを留めなくてもずれることはありませんが、
余ったシーツが気になるようでしたら折りたたんで留めるとよいでしょう。
木枠から作る、90インチ、オリジナルプロジェクタースクリーンの完成です。
テーブルクロスで「100インチ越え」の大型スクリーンをDIYする方法
こちらも、ホームセンターで揃う材料でDIYする方法です。
サイズが、上記で紹介したものより大きい、「100インチ越え」となります。
材料もテーブルクロスとパイプで、巻いて収納できるタイプ。
100インチ越えと大きいですが、コンパクト収納が可能なので場所を取りません。
〈必要な材料〉
- テーブルクロス 1枚(画面比率16:9=横2214mm×縦1245mmをご参考に二回りほど大きいサイズを探してください。)
- イレクターパイプ 1本(ホームセンターやネット通販で購入可能。サイズは、画面比率の横2214mmに、プラス200~300mmくらいがベスト。)
- 強力両面テープ
- ボルト&ナット 各3個
- ワッシャー 6個
- ビス 2個
- パイプ受け(U字金具) 2個
〈使用する道具〉
メジャー
裁ちばさみ
電動ドライバー
金属用ドリルビット
〈手順〉
16:9の100インチのプロジェクタースクリーンを作るため、テーブルクロスをメジャーで測ります。
サイズは横2214mm×縦1245mm。これが、画面比率16:9の100インチです。
このサイズぴったりに切ると画面がはみ出たり、パイプに巻く分が足りなくなったりするので、左右100mm、
上下300mm程度、余白を残して裁断しましょう。
基本的に、イレクターパイプに巻き上げるので、パイプの長さに合わせて余分な部分をカットすることをオススメします。
あるいは、テーブルクロスをカットして買えるお店ですと、先に希望のサイズを伝えてカットしてもらえれば、自宅でサイズ調整しないで済みます。
スクリーンを巻いて収納できるように、イレクターパイプにテーブルクロスを固定します。
強力両面テープをテーブルクロスの長い方の辺(スクリーンの上部にあたる部分)に貼ります。
はくり紙をはがし、イレクターパイプを置いてしっかり押し付けます。
テーブルクロスに対して左右均等になるように。
両面テープだけだと不安定なので、パイプに一周巻いた時点で、さらにボルトとナット固定していきます。
その際、ボルトとナット両側にワッシャーも噛ませておくと、穴の貫通およびテーブルクロスの破れ予防にもなるのでオススメです。
パイプの左右の端と中央の3ヵ所を留めておくと、安心でしょう。
イレクターパイプを物干し竿のように、2点支持で設置するため、「U字の金具」をビスで固定します。
U字金具にパイプを乗せて完成です。
上記は、ビス止めできる環境設定でご紹介しました。
もし賃貸物件などでビス止めが難しい場合は、別の方法を検討してください。
例えば、突っ張りタイプの壁面収納が最適。金網や穿孔ボードのものもありますが、強度敵におすすめなのが、
平安伸銅工業の「ラブリコ DIY収納パーツ 2×4(ツーバイフォー)アジャスター」。
2×4木材を壁面に固定し、そこにU字金具をビス留めすれば、壁や柱に傷を付けずに済むのでオススメです。
(公式ホームページやAmazonで購入可能)
ただし、突っ張っても大丈夫かどうか、天井と床の強度を確認してから使用してください。
プロジェクタースクリーンがない時に代わりになるものまとめ
プロジェクタースクリーンの代用は、工夫次第で様々な方法があることが分かりました。
ポイントとしては、
- 白色のもの
- 遮光性が高いもの(理想は1級遮光)
- 凹凸がなく滑らかな素材
- 投影サイズ(画像比率、インチ、投影距離)
これらは最低限確認しておきたい項目です。
また、自作の方法も、市販品で済む手軽な方法から、DIYでやる完全手作りの方法までご紹介してきました。
DIYの経験や予算、設置環境などで選択・工夫すると良いでしょう。