五香粉(ウーシャンフェン)の代用品/五香粉の代わりになるものは八角?

中国料理や台湾料理で使われることが多い「五香粉(ウーシャンフェン)」というスパイス。

あまり馴染みのあるものではなく、家にないもしくは近所のスーパーにもない、という方もいるかと思います。

今回は「レシピに五香粉とあるけど何それ?そんなものないよ!」という方のための代用品を紹介します。

目次

五香粉(ウーシャンフェン)とは?

そもそも五香粉とは何なのかを紹介します。

「五つの香りの粉」と書かれるように五香粉とは、

  • 花椒(もしくは山椒)
  • クローブ
  • シナモン

の3種類と

  • 八角
  • フェンネル
  • チンピ

のうち2種類、計5種類を合わせた中国を代表するミックススパイスです。

甘い香りと辛味・苦味が混じったような独特な香りが特徴的です。

香り・風味付けだけでなく、隠し味として用いられたり、肉・魚の臭みを取る効果もあります。

これは肉や魚が加熱中に出す臭いを、スパイスのより強い香りが蓋をすることで、臭みを消すという原理によるものです。

中国料理はもちろん、台湾料理やベトナム料理でもよく使われ、炒めものや煮物に使用することで中華風の味付けになります。

なので五香粉を使えば、いつもの牛肉の炒め物も一気に中華風になりますし、豚の角煮に使うと本格的な台湾屋台風な味付けにすることができます。

しかし、五香粉の存在を知らない場合、例えば台湾料理のルーロー飯を作ろうとした時、「レシピに”五香粉”と書かれているけど…なにそれ…」という事態に陥ってしまうかもしれません。

そんな時のために、五香粉の代用品を紹介していきましょう。

もし家に代用品があればそれを使えば大丈夫ですし、家にない場合、もしくは近所のスーパーに五香粉を買いに行ったけど取り扱いのない場合、代用品を購入することで解決することができます。

五香粉の代わりになるもの

①七味唐辛子で五香粉の代用

まず、和食でも使われることが多い七味唐辛子

比較的家庭にある可能性が高いので、いざという時に買いに出かけなくても代用できるのではないでしょうか。

七味唐辛子は名前に七味とあるように、7種類の香辛料が含まれていますが、その7種類はお店や商品によって異なります。

唐辛子が1種類か2種類か、黒胡麻か白胡麻かの違いや生姜が入っているもの、あんぱんの上にのっていることでおなじみのけしの実が使われているものなどの違いがあります。

しかしどの七味唐辛子にも山椒、チンピが含まれているため、香りと辛さが五香粉に似ており、代用にも適しているということになります。

日本独特の文化によって生みだされた香辛料である七味唐辛子は辛味付けには適していますが、五香粉ほどの独特で強い香りはないため、肉や魚の臭い消しという役割は期待できませんのでご注意ください。

②オールスパイスで五香粉の代用

全てのスパイスをミックスさせたかのような名前のオールスパイスですが、果実から取れる単品のスパイスです。

中世ヨーロッパの人々が「世界4大スパイス」としたスパイスのうちシナモン、ナツメグ、クローブ3つを混ぜたような香りがしていたことからその名がつけられました。

そのためオールスパイスはシナモン、クローブが入っている五香粉とよく似た香りがするので、代用にもできるというわけです。

五香粉に比べたら物足りなさは感じるかもしれませんが、五香粉のスパイス5分の2を代用できるというイメージです。

肉の臭いを消してくれるという点でも、香りの強いオールスパイスは五香粉の代用として活躍できます。

③カレー粉で五香粉の代用

カレー粉は20種類以上の様々なスパイスが混ぜ合わされたミックススパイスです。

その中で五香粉と共通しているスパイスは、商品にもよりますがシナモンや、クローブ、フェンネル、チンピなど複数あります。

そのため五香粉の代用にはなりますが、カレー粉を使うと味もカレー風味になってしまうので、使う量には調整が必要です。

またカレーの黄色は、ウコンなどのスパイスによるものですが、カレー粉を使うことによって料理も全体的に黄色がかってしまいます。

④ガラムマサラで五香粉の代用

こちらもカレーでおなじみのガラムマサラ

カレー好きにとっては有名なスパイスですが、ガラムマサラに含まれているナツメグやクミン、シナモンなどの甘さや苦味、香りが五香粉と似ているため代用することが可能です。

カレー粉とガラムマサラはどちらも同じようなスパイスが混合されています。違う点はウコンが入っているかどうかで、カレー粉にはウコンが入っているのに対し、ガラムマサラにはウコンが入っていません。

そのため、ウコンによって料理が黄色く色ついてしまうという心配はいりません。

またガラムマサラには唐辛子が入っているものと入っていないものがあり、もし入っているものなら甘さや苦味に加え辛味も加わり、より五香粉に近い香り・風味になります。

もちろん、カレー粉もガラムマサラにも肉の臭い消しにも役立ちます。

⑤チリパウダーで五香粉の代用

タコスなどのメキシコ料理で使われることが多く、洋風版七味唐辛子とも言われるチリパウダー

唐辛子をベースに、クミンやオレガノなどのスパイスが配合された香り豊かなミックススパイスです。

辛味を足し料理にアクセントを加えるという役割、肉の臭いを消してくれる役割という意味での五香粉の代用なので、オールスパイスやシナモンなどといった、甘い香りをつけてくれるスパイスと共に使用するのがいいでしょう。

やはりメキシコ風のスパイスですので、中華風の味付けにするということは少し難しいスパイスになります。

チリパウダーと似ている名前のスパイスに、チリペッパーというものが存在しますが、チリペッパーは唐辛子を粉にしたもののことをいいます。クミンなどのスパイスは入っておらず、辛さがさらに強いものなので間違えないように気をつけてください。

⑥八角(スターアニス)で五香粉の代用

紹介したように、八角は五香粉を構成するスパイスの一つであり、別名スターアニスといいます。

星形の特徴的な形で知られています。

八角は単体でも売られており、中華料理において外すことのできないスパイス。

中国の家庭では一家にひとつ置いてある調味料でもあり、どのお肉とも相性抜群ではありますが、独特でかなり強い香りが特徴です。

中華料理に欠かせない八角の強い香りとほのかな甘い香りは、五香粉の代わりをしっかり担ってくれ、中華風の味付けを引き出してくれます。

⑦シナモンで五香粉の代用

八角と同じように、五香粉を構成するスパイスであるシナモン

シナモンは独特な甘い香りが特徴的であり、様々な味や香りが混ざった五香粉とまではいきませんが、風味を近づけることはできます。

五香粉のスパイスの中では一番馴染みのあるものかもしれません。

お菓子作りでも使われることが多く、アップルパイなど甘いお菓子には必ず入っています。シナモンロールというお菓子もあるくらいです。

八角も甘さが特徴的でしたが、八角よりもシナモンの方が甘さは強く、八角はスパイシーさが残るという特徴もあります。

⑧代用スパイスのミックスでより五香粉に近づける

五香粉を構成するスパイスたちをミックス

八角やシナモンのように、五香粉に入っているスパイスを代用するという方法がありますが、甘味と辛味、苦味が混じる五香粉に比べてしまうと、甘味の八角、シナモンだけでは少し物足りなさを感じるかもしれません。

五香粉の辛味を担うのは花椒、山椒で苦味を担当するのはチンピなので、もしそれらを用意できるのであれば、用意できる分でいいので混ぜ合わせてみるとより五香粉に近づけることができます。

そうすると、甘さだけでない奥深さを味わくことができますよ。

例えば…シナモン+山椒

先ほど述べたように、シナモンは甘い香りが特徴的でしたね。そして辛味を出すには山椒が必要でした。

五香粉はなかなか手に入らない時でも、比較的身近なシナモンと山椒なら、近所のスーパーで手に入る、もしくは家に置いてあるという可能性が高いです。

このように、五香粉を構成するそれぞれのスパイスがどんな香りや味をつける特徴かが分かれば、用意できる範囲で自分でミックスさせることが可能なのです。

代用品同士をミックス

考え方は上記同様家にあるもの、または用意できるもので自分なりに調合するという方法です。

いくつか代用品を紹介してきた中で、五香粉に近づけることができる点と物足りなさを残す点を同時に紹介させていただきました。

しかし、その物足りなさをまた別の代用品で補うことができれば更に五香粉に近づけることもできるのです。

例えば…カレー粉+七味唐辛子

カレー粉の唐辛子の辛さは、花椒や山椒などの中華風独特な香りのある辛さとは若干異なります。

なので、カレー粉に含まれるシナモンの甘さに七味唐辛子に含まれる山椒の辛味が加わり、奥深いミックススパイスにすることができます。

五香粉の代わりになるものまとめ

今回は中華料理などで使われる五香粉の代用品を紹介しました。

あまり馴染みのないスパイスである五香粉ですが、身近な調味料やスパイスで代用できるので参考にしていただければと思います。

また、自分なりにスパイスを混ぜ合わせ、好みの味を作ることができるようになれば、より料理が楽しくなるのではないでしょうか。

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